lens分析結果が怪しい
Lens of TruthBATTLEFIELD 3分析でPS3版が大きくフレームレートを落としている場面が数箇所ありました。
自分も実際のプレイを分析してみましたがあそこまで低下することはありませんでした。
そこであちらの分析動画を少し確認してみました。
確認結果の前に1つだけ押さえておきたい点が下の図です。
これは左のフレームレートに対するフレームの内訳例です(必ずこうなるとは限りません)

私の分析動画左下にあるフレーム内訳と同じで、同じ色のマスが同一フレームを意味しています。
Youtubeは30fpsなので「↑」があるフレームしか見れません。
 」は同一フレームが表示されるフレームで低フレームレートになれば発生箇所は当然増えます。
実際に動画をAviutil等でコマ送りしてみれば簡単に確認できます。

XBOX360側ですがコマ数3186~3188が同一フレームであることが確認できます。
bf3_3186

さて、問題のPS3でフレームレート低下ですが代表3シーンを調べてみました。
それぞれの開始コマ数は左から3273,3491,3580です。
そこからコマ送りで確認しましたが同一フレームはありませんでした。
その代わりティアリングの発生箇所を示すオレンジ線が黒帯部分で反応していることがわかりました。
私の分析ツールでも古いバージョンだとこの黒帯をティアリングとして誤判定する問題がありました。
bf3_3273bf3_3491bf3_3580

私の分析ツールでティアリング検出を導入した初期はティアリング発生フレームをカウントしていませんでした。
30fpsリミットのゲームなら問題ないのですが60fpsゲームだと異常な低フレームレートになる場合があります。
かなり昔に分析したNINJA GAIDEN ΣやGT5Pで一桁台になることがありました(ZOOME終了で動画は見れません)
そこで30fpsリミットゲームはカウントなし、60fpsゲームはカウントするといったオプションで逃げる予定でしたが
稀に混在するゲームがあるため、今のユニークフレームをきっちりカウントする方法に変更してあります。

で、このLensさんのツールは私が当初やる予定だったオプション方法を採用しているのではないかと思います。
そして、このBF3を分析する際に30fpsリミットゲームの設定で行いティアリングをカウントしなかった。
しかし、PS3版のみ黒帯がありそこをティアリングとして誤判定したためにカウントがおかしくなった。
あとフレームレート低下シーンを見るとどれも動きが少ないシーンで、ティアリングの誤検出がし易い状況だった事も影響していると思います。
とりあえず、あちらの記事に一言コメントしたのでベヨネッタ同様修正がくるかもしれません。

それにしても分析結果の確認とかしないで掲載してるんですかね?
特にフレームレートが大きく低下している部分は間違うと大変なんで自分は必ずチェックしています。