mvc3_2_titleLens of Truthとの分析結果の違いに関して
Lens of Truthでの「Head2Head: Marvel vs. Capcom 3 Analysis」分析記事と結果が違う点に関して

分析対象である「MARVEL VS. CAPCOM 3」はカプコン自慢のMTフレームワークで開発されています。
このエンジンで開発されたゲームは今のところ漏れなく同一フレームが微妙に違うゲームになっています(V1.4以降)
この問題は今のところPS3のみでXBOX360では発生していません。
更にPS3スリムではこの問題がすべてのゲームで発生します。
この問題はDigitalFoundryも認識していて分析は旧型で行っているそうです。
それとMTフレームワーク以外でも「DARK SIDERS」、「テイルズ オブ ヴェスペリア」、「SAW Ⅱ」でも発生します。

この問題の解決策として一番最初に行ったものはフレーム間の差が僅かな場合は同一フレームにするというものです。
この場合、閾値設定が重要で何回も分析して適正な閾値を求めてから分析していたため非常に手間がかかりました。
ただこの方法も動きの激しいバイオ5では有効でしたが動きの少ないTOVでまったく機能しませんでした。
動きが少ないシーンによる僅かな差と同一フレーム問題による僅かな差が同等で閾値の設定が困難だったからです。

自分はこの問題を解決出来ましたがLens of TruthDigitalFoundryではまだ解決できていないと思います。
その根拠は「SAW Ⅱ」をどちらも分析していないからです。
このゲームには同一フレーム問題に加えてティアリングが発生します。
これを分析するためには同一フレーム問題を完全に解決していないと無理だからです。

随分長い前置きになってしまいましたが要するに同一フレーム問題を完全に解決できていないとPS3版MVC3のフレームカウントが若干怪しい可能性があるということです。
恐らくLens of Truthでは私が最初に試した閾値による方法かそれに近い方法でカウントしていると思います。
MVC3の場合、VS画面や開始前等動きの少ないシーンがあるため閾値を低めに設定していると思います。
その影響で本当は同一フレームなのに違うフレームとしてカウントされ高い値になっている可能性が高いです。

まだDigitalFoundryで分析されていませんが上記問題があるため分析しない可能性もありそうです。

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